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高校5冠の重岡銀次朗 堂々プロデビュー3回TKO勝ち「絶対に世界王者になる」

[ 2018年9月25日 21:32 ]

プロデビュー戦に3回TKO勝ちした重岡銀次朗(撮影・中出 健太郎)
Photo By スポニチ

 アマチュアボクシング高校5冠の重岡銀次朗(18=ワタナベ)が25日、東京・後楽園ホールでプロデビュー。ミニマム級6回戦で4戦全勝4KOのサンチャイ・ヨッブン(21=タイ)と対戦し、3回1分22秒TKO勝ちした。

 サウスポーから力強い右アッパーや右フックを繰り出した重岡はハンドスピードで上回り、2回には左ボディーと右カウンターを効かせた。3回に右フックで相手をふらつかせてから左でダウンを奪うと、左ストレート―左ボディーのコンビネーションで横倒しにし、レフェリーが即座に試合をストップ。「自分は世界しか目指していない。ここからずっと勝ち続けて、絶対に世界王者になる」と観客にアピールした。

 小4で空手からボクシングに転向し、ジュニアのU15大会で小5から中3まで5連覇。アマでは熊本・開新高1年時に県大会で兄・優大(現拓大)との試合が決まり、開始直後にセコンドがタオルを投入した“棄権”の1敗(56勝17RSC)だけで、プロへの道を選んだ。後楽園はU15大会で慣れていたが、「お客さんがいっぱいで楽しかった。予想以上の応援の声が聞こえて、メッチャ力になりました」と感謝した。

 自分のパンチには手応えがあったというが、8オンスグローブでのプロの試合は「感触がヤバすぎる。ガードの上からでもパンチを受けて、まともにもらったらヤバいと改めて集中させられた」と防御の重要性を感じたという。「ここは勝って当たり前。勝って喜んでいる場合じゃない」と話し、「世界戦では12ラウンド戦わないといけないし、もっとスタミナをつけて経験を積んで、慣れていきたい」と表情を引き締めた。

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2018年9月25日のニュース