カリミアン 判定で初代王者 無尽蔵のスタミナを武器に頂点

[ 2018年9月25日 05:30 ]

K―1 WORLD GP 2018 JAPAN~初代クルーザー級王座決定トーナメント~ ( 2018年9月24日    さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ )

初代クルーザー級王者のカリミアン(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 新設されたクルーザー級(90キロ未満)での世界王者が決定した。外国勢同士の対決となった決勝は、シナ・カリミアン(30=イラン)がブバッカ・エル・バクーリ(24=モロッコ)を判定2―0で下し初代王者に輝いた。1、2回戦でフルラウンドを戦い消耗が激しかったが、起死回生の裏拳で形勢逆転。無尽蔵のスタミナを武器に頂点に立った。

  この日3試合目となった決勝。最後の力を振り絞って9分間を戦い抜いたカリミアンは終了のゴングが鳴った瞬間、突っ伏した。ふらふらになりながら聞いた判定は、2―0。傷だらけの顔に笑みが戻った。「信じられない。我が母国でK―1の王者になることは大変な名誉だから」

 日本人選手相手に5分45秒で勝ち上がったバクーリに対し、カリミアンは2戦とも9分以上を戦い、左目がふさがるなどダメージを負っていた。1Rは相手に攻め込まれたが、2R1分半、起死回生の右裏拳でダウンを奪う。勢いが止まった相手に対し、最後まで攻め続け世界一の座を射止めた。

 既に130戦以上をこなしているが、イランではプロ格闘家の活躍の場が閉ざされているという。「母国の若い人がこれから試合に出られるよう、自分がもっと強くなって活躍したい」。身長2メートルの「イランの大巨人」には、早くも王者の責任感が備わっていた。 (黒田 健司郎)

 ≪武尊強烈KO≫スーパーフェザー級王者の武尊が強烈な1回KOで、半年ぶりの実戦を飾った。ピュータスをスピード、パワーで圧倒。右フックでダウンを奪い、最後は14連打でKOした。史上初の3階級制覇を達成した新たなカリスマは試合後、前の試合で勝利した皇治の挑発に対し「しょっぱい勝ち方してオレの名前出してんじゃねえ。決まったら(12月8日の)大阪で叩きつぶす」と次戦の相手に指名した。

 ≪KIDさん追悼≫試合前には、18日に胃がんで死去した山本“KID”徳郁さん(享年41)をしのんで、追悼の10カウントがささげられた。追悼式では、かつて激闘を繰り広げた元世界王者でタレントの魔裟斗や、関根勤らが黙とう。魔裟斗は「もう会えないと思うと寂しい。また一杯飲みたかった」と述べた。リングサイドに設けられた献花台では大勢の人が花を手向けた。

続きを表示

「ボクシング」特集記事

「WBSSバンタム級トーナメント準決勝 井上尚弥VSエマヌエル・ロドリゲス」特集記事

2018年9月25日のニュース