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【浜田剛史の目】もしジャッジ違えば勝敗変わるほどの僅差シーソーゲーム

[ 2018年9月17日 08:36 ]

WBAスーパー&WBC世界ミドル級タイトルマッチ12回戦   ○WBA1位サウル・“カネロ”・アルバレス 判定2―0 統一王者ゲンナジー・ゴロフキン● ( 2018年9月15日    米ネバダ州ラスベガス )

互角の攻防を見せたカネロ(左)とゴロフキン(AP)
Photo By AP

 前回の対戦と違っていたのは、アルバレスが初回から前に出たこと。ゴロフキンと正面から打ち合うことは危険を伴うが、しっかりブロックして、むしろ一発一発、強いパンチを打っていたのはアルバレスの方だった。それでゴロフキンはジリジリ下がってしまった。自分のパンチは当たっているのに相手が前に出てくるという経験は今までになかったのではないか。ボディーにパンチをもらったこともあり、歯車が狂ってしまったのだろう。ボディーが採点に反映されたかどうかは分からないが、効いていたのは事実だ。

 ゴロフキンは8回以降、距離を取って動く状態をつくり、正面での打ち合いを避けた。そこまで、どっしり構えて打ち合うリズムになっていたアルバレスは強く打つタイミングをずらされ、手数が少なくなった。ただ、前回は打ち合いで押されていたが、今回は打ち合って押していた。力で負けないボクシングをした。ジャッジ3人の採点を見ると、ジャッジが違えば、結果も違っていたかもしれない。それほどのシーソーゲームだった。(元WBC世界スーパーライト級王者)

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