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内田新会長、満場一致で選出 行動力&リーダーシップ評価「疑問の声なかった」

[ 2018年9月8日 19:54 ]

日本ボクシング連盟の新会長に選出され、取材に応じる内田貞信氏
Photo By 共同

 国内のアマチュアボクシングを統括する日本ボクシング連盟は8日、都内のホテルで臨時総会などを開き、助成金流用などの問題で辞任した山根明前会長の後任として、宮崎県連会長の内田貞信氏(45)を新会長に選出した。内田氏は近大などで活躍し、山根体制の不正を告発した「日本ボクシングを再興する会」の主要メンバーだった。

 内田氏には15年に恐喝などで執行猶予付きの有罪判決を受けた過去がある。臨時総会の前には怪文書も出回った。今春に3年の執行猶予の期間を満了している内田氏は理事会で自らの過去について説明したという。

 山根前会長は自ら反社会的勢力との交友があったことを認め、大きな問題となった。コンプライアンスに対して周囲から厳しい視線が注がれるが、同連盟の顧問を務める戸田裕典弁護士は「懸念はあったけれど、(再興する会での)行動力とリーダーシップから、内田さん以外はいないだろうとなった。(過去は)大きな問題ではない。満場一致です。疑問視する意見はなかった」と説明した。

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2018年9月8日のニュース