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井岡 日本人初4階級制覇へ LA経由“代名詞”大みそか開催

[ 2018年9月8日 05:30 ]

SUPERFLY3   WBA2位・井岡一翔≪10回戦≫WBC3位マクウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ) ( 2018年9月8日    米ロサンゼルス ザ・フォーラム )

現役復帰戦に向け撮影に応じる井岡一翔(左)と、対戦相手のマクウィリアムズ・アローヨ
Photo By 共同

 17カ月ぶりに現役復帰する元3階級制覇王者・井岡一翔(29=SANKYO)が、年末に日本人初の4階級制覇に挑戦する可能性が高いことが6日、分かった。関係者によると、復帰戦の勝利を条件に、主要4団体のスーパーフライ級王者いずれかに挑むという。昨年末に引退届を提出した国内での開催には困難があり、日本へのテレビ中継も考慮し時差が小さいフィリピン、マカオ、サイパンなどが候補に挙がっているという。

 井岡はこの日、ロサンゼルス市内で8日(日本時間9日)に行われる「SUPERFLY3」の最終会見に出席した。スピーチは冒頭の「グッドアフターヌーン」、途中の「セプテンパー・エイス(9月8日)」、最後の「サンキュー・ベリーマッチ」以外は日本語。通訳も入れて、わずか26秒。「本当はもっと自分の思いを英語で伝えたかった。これから少しずつ単語を覚えたい」と海外での戦いが続くことを見据えたように話した。挑戦のターゲットは同じ興行でWBO同級王座決定戦を行うニエテス―パリクテの勝者か、IBF王者アンカハス(フィリピン)が有力。いずれにせよ、復帰戦でアローヨを退けることが最低条件とあり「相当な覚悟。人生を懸けて取り組んでいる」と表情を引き締めた。

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2018年9月8日のニュース