岩佐　全米中継で名前売る「チャンピオンロード邪魔させない」

ＩＢＦ世界スーパーバンタム級タイトルマッチ   王者・岩佐　亮佑≪１２回戦≫同級１位ＴＪ・ドヘニー（アイルランド） （ 2018年8月16日    後楽園ホール ）

Ｖ２へ最高の仕上がり！計量をパスした岩佐（右）はドヘニーとにらみ合う（撮影・島崎忠彦）
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　調印式、前日計量が１５日、都内のホテルで行われ、両者ともに計量を一発パス。２度目の防衛を目指す王者・岩佐は「コンディションはバッチリ。準備も整って、改めて気合が入った」と意気込んだ。

　試合は米スポーツ専門局ＥＳＰＮの有料ストリーミング配信サービス「ＥＳＰＮ＋」での全米生中継が決定。モチベーションはさらに高まる。「とても光栄。海外で活躍できる選手を目指しているので、向こう（米国）でも人気が出るような強い試合を見せたい」

　５月にニューヨークで行われたロマチェンコ―リナレス戦を現地観戦し「世界のトップレベル」を実感した。また米国でタイトルを獲得した伊藤雅雪、中国で防衛に成功した木村翔に刺激を受け「自分も海外へ」の思いが強くなった。

　ＥＳＰＮは大竹秀典が挑戦するＷＢＯ世界スーパーバンタム級王者との統一戦の可能性も指摘しており、Ｖ２実現ならビッグマッチへ夢も膨らむ。岩佐は「統一戦？喜んで！」と歓迎した。

　「この試合がゴールではない。自分のチャンピオンロードは、誰にも邪魔させない」。最強挑戦者ドヘニーを相手に目指すは「完璧な勝利」。それが夢実現への第一歩となる。

　▼ドヘニー　準備は完璧で、あとはタイトルを獲るだけ。勝利しか可能性はないと思っている。（リミットで一発パス）