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岡田博喜、米進出オファー「ビックリした」 挑戦者が体重超過なら、代役でいきなり世界戦も

[ 2018年8月13日 16:17 ]

米トップランク社との契約を発表した岡田博喜
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 ボクシングの米プロモート大手トップランク社と3年契約を結んだWBOアジア・パシフィック・スーパーライト級王者の岡田博喜(28=角海老宝石)が13日、東京・大塚の角海老宝石ジムで会見した。トップランク社と契約した日本人はWBA世界ミドル級王者・村田諒太(32=帝拳)に続き2人目。同社の方からオファーがあったという岡田は「最初は、何で僕に声がかかるのかとビックリした。声をかけられた以上は恥じない試合をしたい」と抱負を述べた。

 岡田は9月14日に米カリフォルニア州フレズノでクリスチャン・ラファエル・コリア(35=アルゼンチン)とのノンタイトル10回戦で米デビュー戦に臨む予定。興行のメーンではWBC世界スーパーライト級タイトルマッチ、王者ホセ・カルロス・ラミレス(米国)―アントニオ・オロズコ(米国)が行われるが、オロズコが体重超過の“常習犯”のため、前日計量で失敗した場合は急きょ岡田がラミレスに挑戦するケースも同社からは伝えられているという。WBA4位、WBC9位、IBF5位、WBO3位にランクインし、ラミレスがオロズコ相手に防衛した場合でも今後挑戦の可能性がある岡田は「ラミレスのファイティングスタイルは分かっている。強いけど、届かない相手ではないという印象」と話した。

 元日本スーパーライト級王者でプロ通算18戦全勝(13KO)の岡田は昨年頃から海外進出を考えていたという。「日本ではファイトマネーにも限度がある。欲が出てきた」と理由を明かし、「最初の目標として1試合1000万円ぐらいは欲しい。1億円ぐらいは稼いで家を買いたい」と夢を語った。米進出にあたって「ジャブは通用すると思う。課題はスタミナとフィジカル」と自身を分析。「好戦的にいかないと(米国の観客は)盛り上がらないし、馬鹿みたいに打ち合うとウケはいい。試合の後半は打ち合うのもいいと思う」とファイトスタイルの幅を広げる可能性にも触れた。

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