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棚橋 3年ぶりG1王者!飯伏下し“完全復活”を宣言

[ 2018年8月13日 05:30 ]

G1クライマックス優勝決定戦   ○棚橋弘至 35分0秒エビ固め 飯伏幸太● ( 2018年8月12日    日本武道館 )

3度目の優勝を果たした棚橋
Photo By スポニチ

 新日本プロレスの真夏の祭典「G1クライマックス」優勝決定戦が12日、東京・日本武道館で行われ、棚橋弘至(41)がG1史上最長35分の激闘の末、飯伏幸太(36)を下して3年ぶり3度目の優勝を飾った。

 両者、魂を込めた張り手の連打で互いに意識が飛ぶ。得意の空中殺法でダメージを与え続ける飯伏に対して、意地とプライドを見せて対抗する棚橋。一進一退の攻防が続く中、最後は瀕死(ひんし)状態となった飯伏に向けて決死のハイフライフロー3連発で死闘に終止符を打った。

 鳴りやまない棚橋コール。日本武道館に集結したファンの期待通りにエアギターを披露した勝者。心地よい声援を一身に浴びた41歳だったが、「エアギターがさび付いてました。チューニング不足で」と苦笑いして笑いを誘った。この温かさこそがエースたるゆえんだ。

 若手や外国勢が台頭してビッグタイトルから遠ざかった近年。復活を見据え、苦しい練習にも歯を食いしばり耐え抜いた。痛みを抱える体にムチを打ち、努力のかいあって低迷期を脱出。3年ぶりの復権を果たした男は超満員の会場で存在感をアピールした。

 さび付いたのはエアギアーだけ。誰もが認める実力で、王者に返り咲き、「でも大丈夫。これから(エアギターを)かき鳴らしていくから」と力強く完全復活を宣言した。

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2018年8月13日のニュース