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女王浅倉 RENAを返り討ち「半端ない怖さ」打ち勝ち攻めた

[ 2018年7月30日 05:30 ]

RIZIN.11   ○浅倉カンナ 判定 RENA● ( 2018年7月29日    さいたまスーパーアリーナ )

互いに攻めあう浅倉(右)とRENA(撮影・西尾 大助)
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 女子スーパーアトム級初代女王の浅倉カンナ(20=パラエストラ松戸)が、シュートボクシング世界女子フライ級王者のRENA(27=シーザージム)を返り討ちにした。昨年大みそかのスーパーアトム級トーナメント決勝の再戦は、グラウンドで優位に攻めて3―0の判定勝ち。交際中のキックボクサー、那須川天心(19=TARGET/Cygames)の前で女王の貫禄を示した。

 女王は恐怖を感じながらも、自分の持ち味を出し切った。「RENAさんの強くなるスピードが速くて、試合中に初めて焦った。RENAさんの怖さは半端なかった」。右足はローキックを受けて大きなダメージを負った。それでも徹底的にタックルを仕掛け、テークダウンを奪うとパウンド、腕十字固めで攻めた。一本は決められなかったが「しっかりテークダウンを取れて良かった」と勝因を語った。

 「愛の力」も勝利につながった。リング下で見守った交際中のキックボクサー・那須川天心からは、試合中に打撃面のアドバイスを送られ、「しっかり聞こえていた」という。「お互いに高め合えているということを見てもらえて良かった。勝って会いにいけて良かった」と喜んだ。

 「RENAさんを超えたからには強い選手と当たっていかなければいけない。もっと強くならないと」。あどけなさの残る20歳の女王は「遊んでいる暇はない。練習をしたい」とまだまだ強さを追求していく。

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