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中谷正義 11回TKO勝ちで10度目の防衛に成功

[ 2018年7月29日 21:14 ]

 ボクシングのOPBF東洋太平洋ライト級タイトルマッチが29日、エディオンアリーナ大阪第2競技場(大阪市)であり、王者・中谷正義(29=井岡)が挑戦者・富岡樹(21=リブート)に11回2分40秒TKO勝ちし、10度目の防衛に成功した。前半はスピードに勝る富岡が前に出たが、5回以降に経験で勝るチャンピオンが主導権を握った。11回は1度ダウンを奪い、最後は右ストレートで仕留めた。

 「予想通りしんどい試合になった。後半は相手のスタミナが落ちると思った。相手は12回をやったことがない。前半は飛ばしてくると思った」

 勝者のコールを受けるリング上で、ジムの井岡一法会長に、2日前に訪れていた誕生日の祝福をした。それに答えるように、控え室に戻った会長は「精一杯、(世界戦の)チャンスをつくります。きょうは底力を見せた。練習がまじめで、オーバーワーク気味だったがよくやりきった」と愛弟子を称えた。

 WBC世界ライト級7位、IBF同5位、WBO同13位にランクインしている実力者。世界戦に希望を持ちつつも「世界にいけたらいいですけど、今日の内容では。一からやり直しです」と、気を引き締めていた。

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2018年7月29日のニュース