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新王者・伊藤を陰で支えたコンディショニングトレーナー「減量もうまくいきました」

[ 2018年7月29日 18:26 ]

WBO世界スーパーフェザー級王座決定戦   伊藤雅雪 判定3-0 クリストファー・ディアス ( 2018年7月28日    米フロリダ州キシミー )

WBOスーパーフェザー級王座決定戦でクリストファー・ディアスに判定勝ちし、喜ぶ伊藤雅雪
Photo By ゲッティ=共同

 新王者の伊藤を陰で支えたのがコンディショニングトレーナーの芳野智秋氏(東京医療福祉専門学校副校長)だ。芳野氏は23日に現地入りし、仕上げの段階で伊藤の体調管理をサポートした。

 「最初に会った時はちょっと疲れているのかなという感じもありました」と振り返るが、下半身を中心に張りのある箇所を、日本から持ち込んだ物理療法機器メーカーの伊藤超短波の治療器具でケア。同社の器具はメジャーのエンゼルス大谷やドジャース前田らも利用し、ケガの回復にも効果を発揮。伊藤の王座奪取にも一役買った。「練習もしっかりできていましたし、今回は海外での試合ということもあり、いつもより体重を早めに落としました。順調に調整できて計量前日にマイナス600グラムと減量もうまくいきました」

 本番で持久戦になるのを見越し、練習ではスタミナアップを目的にスパーリングの回数をいつもより増やしたという。米国入りしてからは腸内環境を整えるために乳酸菌の入った飴を常に口に含んでコンディションづくりに努めた。「向こうは接近戦が弱点。左フックに気を付けながら練習通りに接近戦でいったのがはまりました。試合前は不安もあったと思いますが、この勝利は本人の自信になったと思います」と芳野氏は新王者を称えていた。

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2018年7月29日のニュース