×

尚弥パヤノ指名「全てKOで」 左構えの元スーパー王者とWBSS初戦

[ 2018年7月22日 05:30 ]

3階級制覇王者・井上尚弥
Photo By スポニチ

 ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級トーナメントの組み合わせ抽選会が20日(日本時間21日)、モスクワで開かれ3階級制覇のWBA王者・井上尚弥(25=大橋、写真)は1回戦で元WBAスーパー王者フアン・カルロス・パヤノ(34=ドミニカ共和国)との対戦が決まった。日時、場所は未定。

 対戦カードはシード選手が相手を指名する形で決定。第1シードのWBAスーパー王者バーネット(英国)がドネア(フィリピン)を選ぶと、第2シードの井上は司会者の指名を促す声より早く「パヤノ」と口にした。第1希望はドネアだったが、「先に選択されてしまったので、元スーパー王者で実績のあるパヤノを指名した」と説明した。パヤノはラフファイトも含めた好戦的なサウスポー。2階級制覇したナルバエス(アルゼンチン)戦以来4年ぶりに左構えと対決する井上は「KO決着はもちろん、さらに評価を上げるような試合を世界中に発信したい。全てKOでWBSS優勝を果たしてバンタム級最強を証明したい」と宣言した。

 ▼パヤノ 井上戦が決まってワクワクしている。勝ちにいく。

 ◆ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ 異なる団体の世界王者が参加し各階級最強を決定する賞金トーナメント。昨秋にスーパーミドル級とクルーザー級で賞金総額5000万ドル(約55億円)の「シーズン1」を開催。今秋開幕予定の「シーズン2」は3階級が予定され、この日はバンタム級のほかスーパーライト級の組み合わせも決まった。

続きを表示

2018年7月22日のニュース