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木村翔 中国で27日V2戦 8日前ドタバタ発表も…ゲンがいい?

[ 2018年7月19日 13:23 ]

<WBO世界フライ級タイトルマッチ・木村翔 防衛戦 記者会見>ど派手な黄色い靴をアピールする木村(撮影・吉田 剛)
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 ボクシングのWBO世界フライ級王者・木村翔(29=青木)が19日、都内で会見し、今月27日に中国・青島市の青島体育センター国信体育館で同級4位のフローイラン・サルダール(29=フィリピン)を相手に2度目の防衛戦を行うことを発表した。

 試合8日前のドタバタ発表だが、中国での試合&ドタバタ発表は昨年7月に王座を獲得した時と重なるだけに木村とってはゲンがいいとも言え、「しっかり防衛して日本に戻ってきたい」と意気込みを語った。恒例のタイ合宿は実施出来なかったものの、空調がなく、ドアや窓も閉め切ってサウナ状態にしたジムでスパーリングを行うなど暑さ対策は万全。元々1階級下のライトフライ級を主戦場にしていたこともあって最近まで普通に食事をしながら体重はリミットまで残り2・9キロと減量も問題ない。

 対戦相手のサルダールは31戦28勝19KO2敗1分けで、過去にWBOアジアパシフィックフライ級王座などのタイトルを獲得。16年9月には井上拓真(大橋)と対戦し、判定負けしたものの、1回に井上拓からダウンを奪ったハードパンチャーで「ザ・スナイパー」の異名を持つ。弟のビック・サルダール(27)は13日のWBO世界ミニマム級タイトルマッチで山中竜也(真正)に判定勝ちして新王者となっており、木村はその“勢い”も警戒している。

 木村は19戦16勝(9KO)1敗2分けの右ボクサーファイター。昨年7月に五輪2連覇の鄒市明(中国)を11回TKOで下して王座獲得、同12月には五十嵐俊幸(帝拳)を9回TKOで退けて初防衛に成功した。

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