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パッキャオ 復活圧勝劇!39歳で初のWBAタイトル獲得

[ 2018年7月16日 05:30 ]

WBA世界ウエルター級タイトルマッチ   ○同級1位マニー・パッキャオ TKO7回2分42秒 王者ルーカス・マティセ● ( 2018年7月15日    マレーシア・クアラルンプール )

7回TKO勝ちで再起戦を飾ったパッキャオ(右)(AP)
Photo By AP

 パッキャオが“KOマシン”を破壊し、王座に返り咲いた。7回、強烈な左アッパーにマティセは思わず膝をつき、マウスピースを吐き出した。年齢もブランクも感じさせない圧勝劇。KO勝ちが9年ぶりなら、WBAのタイトル獲得は23年のキャリアで初めて。39歳の新王者は誇らしげに声を張り上げた。

 「この勝利を神に、そしてフィリピン国民にささげたい」

 WBO王座から陥落した昨年7月のジェフ・ホーン(オーストラリア)戦から1年ぶりの再起戦。元6階級制覇王者はKO率82%を誇る相手を序盤から圧倒した。立ち上がりは自ら圧力をかけ、3回に左アッパーで最初のダウンを奪う。その後は前に出ようとするマティセをカウンターで封じ「KO勝ちはボーナスみたいなもの。自分たちの戦略通りに試合をコントロールできた」と胸を張った。

 次戦については「それは別の話。今は幸せな気分で国に帰りたい」と明言を避けたが、年内にも再び勇姿が見られそうだ。

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2018年7月16日のニュース