×

パッキャオ マティセにTKO勝ち 通算10度目の世界王座獲得

[ 2018年7月15日 13:24 ]

 ボクシングのWBA世界ウエルター級タイトルマッチ12回戦は15日、マレーシア・クアラルンプールのアシアタ・アリーナで行われ、挑戦者の元6階級制覇王者マニー・パッキャオ(39=フィリピン)が王者ルーカス・マティセ(35=アルゼンチン)に7回TKO勝ちし、通算10度目の世界王座獲得を果たした。WBAのタイトル獲得は初めて。

 パッキャオは昨年7月にジェフ・ホーン(オーストラリア)に判定負けし、WBO世界ウエルター級王座から陥落した試合以来1年ぶりの再起戦。今年12月に40歳になるため、負けた場合には引退の可能性もあったが、1年のブランクも年齢的な衰えも全く感じさせない圧倒的な戦いぶり。序盤から前に出て圧力をかけ、3回に左アッパーでダウンを奪うと5回に右フックでダウンを奪い、7回2分43秒、強力な左アッパーで王者を沈めた。

 世界戦では09年以来のKO勝利にパッキャオは「マティセはタフな選手なのでKOは私にとってボーナスのようなもの。ハードワークをした甲斐があった。この勝利を神に捧げます。そしてフィリピン国民に捧げます」と喜びを口にした。

 マティセは今年1月の王座決定戦でティーラチャイ・クラティンデーンジム(タイ)に8回KO勝ちして戴冠したが、初防衛はならず、わずか半年で陥落となった。

 戦績はパッキャオが69戦60勝(39KO)7敗2分け、マティセは45戦39勝36KO5敗1無効試合。

続きを表示

2018年7月15日のニュース