岩佐亮佑　奄美大島での合宿打ち上げ「いい感じに仕上がりました」

奄美合宿を打ち上げ、成田空港に到着した岩佐（右）と南出
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　ボクシングのＩＢＦ世界スーパーバンタム級王者・岩佐亮佑（２８＝セレス）が１日、奄美大島での合宿を打ち上げ、帰京した。成田空港に姿を見せた岩佐は精悍な顔つきで成果を強調、お世話になった奄美市の関係者らに感謝の気持ちを口にした。

　「すげーよかったです。いい感じに仕上がりました。練習環境もよかったし、すごく親切にしてもらって、ありがたかったです」

　岩佐は８月１６日に後楽園ホールで指名挑戦者で同級１位のＴＪ・ドヘニー（３１＝アイルランド）と２度目の防衛戦を行う。“真夏の決戦”に向けて今回の合宿のテーマは「夏を先取り」。２５日からジムの後輩の南出仁（２３）と徹底した走り込みを行い、心肺機能と瞬発系の筋力アップに努めてきた。梅雨明けした奄美で体感したのは“暑さ”とと奄美の人たち“温かさ”だった。

　プロ野球ＤｅＮＡが秋季キャンプで使用する施設を練習会場として奄美市が提供してくれた上に空港やホテルへの送迎もしてくれた。また地元ロータリークラブの会員から食事をサポートしてもらったり、試合当日の応援も約束してもらったという。

　「海がメチャきれいだし、時間がゆっくり流れている感じ。雑音なく練習に集中できたし、キツかったけど頑張れた」と岩佐。ドヘニーは１９戦１９勝１４ＫＯ無敗の最強挑戦者だが、勝利が奄美の人たちへの一番の“恩返し”となる。今後はスパーリングなど実戦中心の練習を行い、今月中旬からは減量もスタートさせる。