×

脱サラ王者・矢田良太 8月に初防衛戦「顔では勝っている」

[ 2018年6月7日 20:17 ]

「顔は勝った」と豪語する日本王者の矢田(左)と、挑戦者の岡本
Photo By スポニチ

 ボクシングの日本ウエルター級王者、矢田良太(グリーンツダ)が、8月11日に大阪府の枚方市総合体育館で同級10位・岡本和康(奈良)と初防衛戦を行うことが7日、発表された。この日、大阪市内で両者が会見した。

 矢田は樟南高まで野球一筋。枚方リトルシニア時代は130キロ台前半の真っ直ぐを武器にエースとして活躍。中2のときに現日本ハムの中田翔との対戦したこともあるという。

 「ボクも中学生としては速い方だった。でも中田くんは140キロ出していた。プロに行く人間は違いますわ。そのときは打たれて、こっちは打てず。やられまくりました」

 甲子園を目指した鹿児島・樟南では肩を故障しベンチ入りできなかった。それでもやはり、スポーツが好きで21歳のときに脱サラ。今では短い金髪に眉がない独特の風貌で“浪速のタームネーター”と異名をとるKOマシーンだ。4月16日(後楽園ホール)、有川をTKOで沈めて悲願のベルトを奪取した。

 初防衛戦が故郷、枚方。本石会長の地元でもある。この日は挑戦者の岡本と顔を合わせて、「ひとつ分かったことがあります。顔では勝っている」と、不適な笑み浮かべて挑発した。

 一方、スーツ姿で会見に臨ん岡本は「ぼくは距離をとるほうなので、ガンガンくる矢田選手とは、かみ合うと思う。いい試合になる」と、こちらも自信を見せた。

 戦績は矢田が16勝(13KO)4敗。岡本が14勝(5KO)5敗。 この日は6月14日(後楽園ホール)に日本ライト級王者、吉野修一郎(三迫)に挑戦する同級5位・前田絃希(グリーンツダ)も会見。「初タイトル戦。独特の緊張感はある。自分がチャンピオンになるという強い気持ちでいく」と意気込んだ。

続きを表示

2018年6月7日のニュース