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拳四朗 あの一撃に祈った「立つな!」 V3から一夜「そろそろお寿司を」

[ 2018年5月26日 13:50 ]

一夜明け会見を開いた拳四朗
Photo By スポニチ

 ボクシングのダブル世界戦(25日、大田区総合体育館)で3度目の防衛に成功したWBC世界ライトフライ級王者・拳四朗(26=BMB)が26日、都内のホテルで会見し、2回KO勝ちを決めた一撃を「うまくレバーに入った。いい入り方をした」と振り返った。

 王座返り咲きを狙う同級1位のガニガン・ロペス(36=メキシコ)と1年ぶりの再戦。「緊張はあった」というものの、「1ラウンド目で自分の距離を保てたのでイケると思った」という。勝利を決めた右ボディーは昨年10月のゲバラ戦前のロサンゼルス合宿でトレーナーのルディ・エルナンデス氏から伝授されたもの。帰国後にすっかり忘れていたが、拳四朗のバンテージを巻くために2泊3日の強行軍で来日したエルナンデス氏と夕食を共にした際に話題に上り、思い出したという。

 「(ロペスは)サウスポーやから、右を真っ直ぐ打ったらレバーのとこに当るんやないかって話しをしていて、ジャブを打って来た時にカウンターみたいな感じでしたね」と拳四朗。「でも、立ってくると思っていたので祈ってました。立つな!って」と笑わせた。

 わずか2回でのKO決着。「一発もパンチをもらわなかった」という顔は、試合前とまったく変わらず、「成長していると思うし、自信にもなった」と胸を張った。次戦は未定で、1週間程度は休養する予定。「おいしいものを食べに連れて行ってもらいたい。肉が続いているんで、そろそろ1回お寿司を挟もうと思ってます」と満面に笑みを浮かべた。

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2018年5月26日のニュース