【浜田剛史の目】田口、悪い流れ中盤でも変えられず 終盤に本領発揮も

[ 2018年5月21日 10:40 ]

WBA&IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ   ●統一王者・田口良一≪判定≫WBA7位・IBF6位ヘッキー・ブドラー○ ( 2018年5月20日    大田区総合体育館 )

リングを降りた田口は客席に向かって手を合わせる(撮影・島崎忠彦)
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 田口は全体的に元気がなかった。序盤の攻防。手数で五分に戦いながら最後、相手の手数に負けてしまう。田口のボディーは効いていたが、ブドラーは上に返してきて、田口はそれをかわせない。いつもは外せていたこと、いつもの切れがなかったこと…。元気のなさは、頭では分かっていても体が動いていなかったように感じた。田口はこの流れをなかなか打開できず、中盤も繰り返してしまう。打っては打ち返されるパターン。ブドラーのパンチは特に強いわけではなかったが、手数で返され押された。

 ブドラーが疲れた終盤に、やっと田口本来の姿が見られた。タイトルを渡したくないという気持ちが、持ち前の根性につながったのだろう。12回に奪ったダウンは、相手がバタバタしたところに左フックを当てたもの。私の採点は、1ポイント差で田口の勝ちとしたが、中盤で思うようなボクシングができずに流れを取り戻せなかったことが痛かった。 (元WBC世界スーパーライト級王者)

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