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田口 陥落に「残念の一言」、ブドラーは「テクニシャンで老かい」

[ 2018年5月20日 16:39 ]

防衛に失敗した田口(手前左)は観客に頭を下げる
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 ボクシングのダブル世界戦は20日、東京・大田区総合体育館で行われ、WBA&IBF統一世界ライトフライ級王者・田口良一(31=ワタナベ)は、挑戦者のWBA7位&IBF6位ヘッキー・ブドラー(30=南アフリカ)に0―3で判定負け。王座防衛に失敗し、日本初の2団体王座同時防衛はならなかった。

 【田口に聞く】

 ――試合を終えての感想は。

 田口「残念の一言です」

 ――序盤から相手が出てきたのは予想外だったのでは。

 「ジャブで先手をかけてと思っていたが、逆に先手を取られちゃいました。予想とは違いました。もうちょっと足を使うのかと思っていた。調子がいい時は勝手に手が出るけど、出なかった。考えながらやっていたことを考えると、調子は良くなかったのかも」

 ――採点は。

 「まあ、負けかなと思った」

 ――最終回のダウンが最初はスリップと判定されて、覆った。

 「ダウンだと分かっていたので攻めていこうと思った」

 ――試合前は調子が分からなかった?

 「リングに上がってみないと分からない。今回は分からず、いつもと違うなと思った」

 ――ブドラーはうまかった

 「ワンツーからジャブとか、3つめのパンチがあって、そういうのでペースを取られた。対策はしていたけど、動きが悪くて、3発目をもらっちゃった」

 ――最後は詰め切れなかった。

 「テクニシャンで老かい。ペース配分もうまかった」

 ――もう1回やれば勝てるか。

 「その時のコンディション次第かなと思う。調子が良ければ勝てるなと感じる。勝つ可能性もあれば負ける可能性もある」

 ――2つのベルトを懸けた試合で敗れた。

 「もう1回ダウンを奪えたら良かったけど、そこは自分の実力。結果は受け入れる」

 ――オプションで再戦の可能性もある。

 「正直、今は何も考えられない。そうなったら考える」

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