ロマチェンコ最速３階級制覇！プロ１２戦目　リナレスを圧倒

世界最速プロ１２戦目での３階級制覇を果たしたロマチェンコ（ＡＰ）
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　ボクシングのＷＢＡ世界ライト級タイトルマッチ１２回戦は１２日（日本時間１３日）、米ニューヨークのマディソンスクエアガーデンで行われ、王者ホルヘ・リナレス（３２＝ベネズエラ、帝拳）とＷＢＯスーパーフェザー級王者ワシル・ロマチェンコ（３０＝ウクライナ）が対戦。ロマチェンコが１０回２分８秒ＴＫＯ勝ちで世界最速プロ１２戦目での３階級制覇を果たした。

　ミドル級のゴロフキンとパウンド・フォー・パウンド（全階級を通じての最強ランク）１位を争うロマチェンコは序盤から積極的にパンチを繰り出し、主導権を握ると、自慢のスピードに手数の多さで圧倒。６回にはリナレスの右ストレートを顔面に受けてプロでは初のダウンを喫し、７回以降はやや手数も減って９回終了時の採点は３者３様で互角だったが、勝負どころの１０回に連打から最後は強烈な左ボディーでリナレスを沈めた。

　リナレスが所属する帝拳ジムの浜田剛代表は「６回にダウンを奪って、その後に攻められればと思ったが、そこまでの消耗が想像以上に大きかった」と敗因を分析した。

　これでロマチェンコの戦績は１２戦１１勝９ＫＯ１敗、４度目の防衛に失敗したリナレスは４８戦４４勝２７ＫＯ４敗となった。