尚弥　マクドネルに勝てばＷＢＳＳ第２シーズンに参戦で合意　プロモーターが明かす

　ボクシングの賞金争奪最強決定トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ（ＷＢＳＳ）」のプロモーター、カッレ・ザウアーラント氏は１０日、ＷＢＡ世界バンタム級２位の井上尚弥（２５＝大橋）が２５日に東京・大田区総合体育館でＷＢＡ正規王者ジェイミー・マクドネル（３２＝英国）に勝った場合、今秋開幕予定のＷＢＳＳ第２シーズンに参戦することで合意していると明かした。英スカイスポーツのインタビューに答えた。

　ＷＢＳＳ第２シーズンはバンタム級など３階級で実施。８人で行われる同級トーナメントにはＷＢＡスーパー王者ライアン・バーネット（２５＝英国）、ＩＢＦ王者エマヌエル・ロドリゲス（２５＝プエルトリコ）、ＷＢＯ王者ゾラニ・テテ（３０＝南アフリカ）の３王者の出場が既に発表されている。ザウアーラント氏はマクドネル―井上の勝者にもトーナメントの出場枠が確約されていると明かし、「井上とは条件面も合意している。マクドネルが勝った場合は２５日の試合後に話し合う。試合後にならないと分からないが、勝者の参戦を見込んでいる」と語った。

　ザウアーラント氏によると、残りのトーナメント出場者は後日追加発表され、組み合わせ抽選は７月、１回戦は９月の開催を予定しているという。