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ゴロフキン 計量クリア 将来的に対戦希望の村田諒太「4回以降のKO、TKO勝ちが順当かな」

[ 2018年5月5日 06:10 ]

 ボクシングのWBAスーパー&WBC統一世界ミドル級タイトルマッチ(5日=日本時間6日、米カリフォルニア州カーソン、スタブハブ・センター)の前日計量が4日(同5日早朝)、米ロサンゼルス市内のホテルで行われ、統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(36=カザフスタン)はリミットの72・5キロで一発パス。従来のスーパーウエルター級から1階級上げて挑戦するWBA世界ミドル級12位、WBC世界スーパウエルター級1位のバネス・マーティロスヤン(32=アルメニア/米国)は自身最重量となる72・3キロでクリアした。

 プロ38戦37勝(33KO)無敗1分けの3団体統一王者ゴロフキンはバーナード・ホプキンス(米国)に並びミドル級での最多記録となる20連続防衛(WBA王座19度目、WBC王座8度目)をこの一戦に懸ける。IBFはマーティロスヤンにミドル級での実績がないとして、防衛戦に認めない方針を示している。

 当初、ゴロフキンは昨年9月に三者三様の採点で引き分けた元WBC世界ミドル級王者サウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)との再戦を米ネバダ州ラスベガスで予定していたが、カネロが2月に受けたドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示したため出場を辞退(その後、同州コミッションから6カ月の資格停止処分)。試合開催日は変えずに会場をスタブハブ・センターへと移し、カネロの代役には急きょマーティロスヤンが決まった。

 将来的にゴロフキンとの対戦を希望するWBA世界ミドル級正規王者の村田諒太(帝拳)はマーティロスヤンを「基本に忠実でいい選手だけど、(16年5月以来)2年のブランクは長いかな」と分析した上で、「序盤はいい勝負をすると思うが、耐久力とパワーで階級の壁が来ると思う。ゴロフキンの4回以降のKO、TKO勝ちが順当かな」と予想している。ゴロフキン―マーティロスヤン戦を含む興行はWOWOWプライムで日本時間6日午前10時半から生中継される。

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2018年5月5日のニュース