野中悠樹 判定で敗れる「厳しい採点になると思っていた」
ボクシングのIBF世界スーパーウエルター級2位決定戦は26日、東京・後楽園ホールで行われ、IBF同級9位で東洋太平洋&WBOアジア・パシフィック同級王者の井上岳志(28=ワールドスポーツ)がIBF同級11位で元日本&元東洋太平洋同級王者の野中悠樹(40=井岡弘樹)に3―0で判定勝ち。IBF2位の座を確保して世界初挑戦へ一歩前進した。井上岳は14戦13勝(7KO)1分け、野中は44戦31勝(10KO)10敗3分け。
サウスポーの野中は井上の前進をステップやボディーターンでいなしながらカウンターやボディーなど細かくパンチを当て続けたものの、若い相手のパワーに押され気味で採点は2〜4点差の判定負け。「明確に自分の(獲った)ラウンドというのがあまりないと、やっていて分かった。厳しい採点になると思っていた」と明かした。身長の低い井上が突っ込むたびに頭が当たり、6回にはバッティングで左目上、8回にはパンチで右目上をカットして流血。「(バッティングの影響は)言い訳になる。自分のボクシングが通用しなかった。相手の方が上だった。単純にそれだけ」と潔かった。
昨年3月に6度防衛中だった日本王座を返上。世界挑戦を目指して同10月に敵地オーストラリアでWBOの地域王座に挑んだものの判定負けし、一度は引退も考えた。今回は世界への「ラストチャンス」と臨んでいた。試合後は井上岳のインタビューが終わるのをリング上で待ち、勝者の腕を掲げて場内にあいさつし、リングを下りる間際にはキャンバスにひざまずいてキス。「これが最後のリングになると思った」と引退を示唆した。
2018年4月26日のニュース
-
野中悠樹 判定で敗れる「厳しい採点になると思っていた」
[ 2018年4月26日 22:57 ] 格闘技
-
井上岳志 判定勝ち 挑戦者決定戦の切符を手に「またまだ、こんなもんじゃない」
[ 2018年4月26日 22:55 ] 格闘技
-
ライトフライ級王者・柴田直子 引退式「最高のボクシング人生でした」
[ 2018年4月26日 21:02 ] 格闘技
-
比嘉、ライセンス無期限停止 世界戦日本人初失態で懲罰的処分
[ 2018年4月26日 05:30 ] 格闘技
-
JBC罰則規定も厳格化へ 契約体重の3%以上超過は試合中止
[ 2018年4月26日 05:30 ] 格闘技
-
田口、統一王座防衛戦へ減量順調 試合対策で午後4時から練習
[ 2018年4月26日 05:30 ] 格闘技
-
興毅、現役復帰戦は公式試合にならず JBCの規定満たせず
[ 2018年4月26日 05:30 ] 格闘技
-
山中氏、中野区で引退セレモニー 政界進出「ゼロじゃない」
[ 2018年4月26日 05:30 ] 格闘技
-
井岡氏父、2億円所得隠し 一法氏「既に修正申告済ませた」
[ 2018年4月26日 05:30 ] 格闘技