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井上岳志 判定勝ち 挑戦者決定戦の切符を手に「またまだ、こんなもんじゃない」

[ 2018年4月26日 22:55 ]

2位決定戦を制して笑顔を見せる井上岳志
Photo By スポニチ

 プロボクシングのIBF世界スーパーウェルター級2位決定12回戦が26日、東京・後楽園ホールで行われ、同級9位の井上岳志(28=ワールドスポーツ)が同級11位の野中悠樹(40=井岡弘樹)に3―0判定勝ち。同級1位ジュリアン・ウィリアムス(米国)との挑戦者決定戦の切符を手にした。

 身長で10センチ上回る野中に対し、井上はガードを固めて懐に入り、ボディーを強打。ガードが下がったところで顔面にパンチをヒットさせた。ただ、世界へのラストチャンスに懸ける野中を最後まで倒すことはできず。「本当に強い選手でした。40歳であのスタミナはヤバイ。最後まで自分のボクシングを貫いていたし、尊敬します」と死闘を演じた敗者を称えた。

 法政大で主将を務め、全日本選手権ではウェルター級で準優勝。プロ転向時に立てた目標は29歳までに東洋太平洋王者、そして32歳までに世界王者になることだった。東洋太平洋タイトルを目標より1年早くクリアし、この日の勝利で世界王者も現実のものとして視界に入ってきた。「闘っていて野中選手の世界に懸ける熱い気持ちが伝わってきた。野中選手の思いも引き継いで世界に行けたら」と井上。世界への最終関門となる次戦に向け「またまだ、こんなもんじゃない。期間があれば、もっと成長できる。できれば、少し期間がほしい」と話した。

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2018年4月26日のニュース