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元2階級制覇王者“カネロ”6カ月の資格停止処分 禁止薬物に陽性反応

[ 2018年4月19日 06:21 ]

 米ネバダ州コミッションは18日、2月に行ったドーピング検査で禁止薬物クレンブテロールに陽性反応を2度示したボクシングの元2階級制覇王者サウル・“カネロ”・アルバレス(27=メキシコ)を6カ月の資格停止処分にすると決定した。期間は最初にクレンブテロールが検出された2月17日の検査から6カ月後の8月17日まで。罰金は科さないことも決定した。同州コミッションの規定では最も軽い処分となる。

 カネロは薬物摂取は意図的ではなく、食べた肉に成分が含まれていたと主張。同州コミッションは薬物違反の初犯に対して1年間の出場停止処分を科すのが通常だが、カネロが調査に協力的だったことから、規定により期間を半分に軽減したという。カネロは同州コミッションの結論が長引いたのを受け、5月5日に米ラスベガスで予定していたWBAスーパー&WBC&IBF3団体統一世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(36=カザフスタン)との再戦を辞退。しかし、処分期間が6カ月にとどまったことから、期日を9月15日にずらしてゴロフキンとの再戦を目指すものとみられる。

 カネロ戦が中止になったゴロフキンは5月5日の試合開催を希望し、会場を米カリフォルニア州カーソンに移して代役候補と交渉。WBC世界スーパーウエルター級1位バネス・マーティロスヤン(31=アルメニア/米国)との対戦が決まったと、この日発表したばかりだった。

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2018年4月19日のニュース