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比嘉 TKO負け 失意の前王者 重すぎた“心のダメージ”

WBC世界フライ級タイトルマッチ   ●前王者・比嘉大吾 9回1分14秒 同級2位・ロサレス○ ( 2018年4月15日    横浜アリーナ )

ロサレスに敗れ謝りながら引き揚げる比嘉
Photo By スポニチ

 失意の前王者に悪夢の結末が待っていた。16戦連続KO勝ちの日本記録更新どころか、屈辱の9回TKO負けでプロ初黒星。比嘉は客席に向かって両手を合わせ、謝るようなしぐさでリングを降りた。「泣いて、泣いて終わって“ごめんなさい”って声を出してましたね」と具志堅会長。「比嘉はインタビュー受けられる状況ではない」とし、1人で取材に応じた同会長は「2カ月ちょっとの間隔で試合をさせた私の責任。甘かったです」と全責任を背負い込んだ。

 体重超過による王座剥奪。この日朝の再計量を54・7キロでクリアしたが、体調を戻し切れたとは言い切れない状況。精神的な落ち込みも激しかった。

 戦う意義はKO勝ちだけ。序盤から積極的に攻めた比嘉だが、ロサレスのスピードとタフさが上回った。8回終了時の採点でリードを許しており、陣営は連打を浴びた9回、棄権を申し入れた。

 以前から比嘉がフライ級で戦い続ける“危険性”は指摘されていた。胸囲97センチはミドル級レベル。鍛え上げた肉体はKO勝ちを続ける原動力になったが、一方で体重を減らす“余裕”もなくなっていた。

 この敗戦で米国進出などは全て白紙に。具志堅会長は沖縄県民栄誉賞についても「比嘉が(沖縄に)行けるような状況じゃないし、相談します」と辞退する可能性を示唆した。比嘉は帰り際に「何も出てこない。改めて話します。ごめんなさい」と歩きながら絞り出した。まだ22歳。再起のチャンスはある。一度、羽を休め、再び羽ばたける時を待つ。

 ◆比嘉 大吾(ひが・だいご)1995年(平7)8月9日生まれ、沖縄県浦添市出身の22歳。宮古工入学と同時にボクシングを始め、国体ベスト8などアマ44戦36勝(8KO)8敗。14年6月プロデビュー。15年7月にWBCユース・フライ級王座、16年7月に東洋太平洋同級王座獲得。17年5月、エルナンデス(メキシコ)に6回TKO勝ちでWBC同級王座獲得。身長1メートル61、リーチ1メートル63の右ファイター。

[ 2018年4月16日 05:30 ]

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