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比嘉大吾 体重超過で王座剥奪!再計量前にギブアップ 世界戦、日本人王者初の失態

[ 2018年4月14日 14:41 ]

1回目、計量をオーバーし、涙の比嘉
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 ボクシングのダブル世界戦(15日、横浜アリーナ)の前日計量が14日、東京・九段のホテルグランドパレスで行われ、WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(22=白井・具志堅)は900グラムのオーバーでクリアできず。規定により2時間の猶予が与えられたが、約1時間半後に具志堅会長がギブアップを申し出て再計量は行わないまま、体重超過で王座剥奪となった。

 「本当に申し訳ありません。あってはならないこと」具志堅会長が声を絞り出した。昨年5月、計量をクリアできなかった前王者ファン・エルナンデス(メキシコ)に6回TKO勝ちして新王者となった比嘉だが、3度目の防衛戦で今度は自身が王座を剥奪される立場に。JBCによると過去に日本人王者が世界戦で体重超過で失格となった例はなく、前代未聞の失態。13日の予備検診の時点で具志堅会長も減量を不安視していたが、62キロ前後からリミットの50・6キロまで10キロ以上の減量。絞りに絞った末での900グラムオーバーとあって、わずか2時間で落とすのは難しく、不安は現実となってしまった。

 比嘉、挑戦者サイドともに試合は実施したい意向で、最終的には15日朝に再計量を行い、決定するとした。

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