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小原佳太 2度目の防衛に失敗「もう少し守りでもよかった このスタイルじゃなかった」

[ 2018年4月12日 22:05 ]

まさかの2回KO負けにぼう然とする小原(中央)
Photo By スポニチ

 プロボクシングのWBOアジアパシフィックウエルター級タイトルマッチ12回戦は12日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・小原佳太(31=三迫)が挑戦者で同級8位のアルビン・ラガンベイ(22=フィリピン)に2回2分36秒KO負けし、2度目の防衛に失敗した。

 年内の世界再挑戦へ向けて第1歩と位置づけていた試合だったが、まさかの結末。左フックの相打ちでダブルノックダウン。挑戦者はすぐに立ち上がったが、小原は立ち上がることが出来なかった。「(もらったパンチは)分からなかった。(打ち合いに)巻き込まれて…誘われて…打たれたんだと思います」。

 2016年9月にIBF&IBO世界スーパーライト級タイトルに初挑戦したが、2回TKO負け。この敗戦が小原の頭の中にあった。「世界戦では打たれて引いて負けたので、今度は打たれたら行こうと思っていたんですけど…ダメですね」。慎重にラウンドを進めるはずが、1回にダウンを奪ったことで無意識に本来より距離が近くなった。さらに挑戦者の捨て身の攻撃に正面から応じたことも敗因となった。「もう少し守りでもよかった。このスタイルじゃなかった」と唇をかんだ。

 これで年内に世界再挑戦という目標も白紙に。三迫会長は「本来負ける相手じゃないが、負けた原因はある。私はやらせたいと思うけど、本人とも相談して次を決めたい」と話した。

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2018年4月12日のニュース