村田の挑戦者ブランダムラ、笑顔で来日　減量順調「元気だよ」

来日し、記者会見した挑戦者のブランダムラ（中央）
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　ボクシングのＷＢＡ世界ミドル級タイトルマッチ（１５日、横浜アリーナ）で王者・村田諒太（３２＝帝拳）に挑戦する同級６位のエマヌエーレ・ブランダムラ（３８＝イタリア）が６日、成田空港着の航空機で来日した。

　世界初挑戦のブランダムラは黒のジャージにグリーンのキャップ、サングラス姿で到着ロビーに登場。ローマから約１２時間の長旅だったが「こうして日本に来ることが出来てうれしい。少し疲れはあるが、元気だよ」と笑顔を見せた。

　身長１メートル７８の右ボクサーファイター。２００７年にプロデビューし、２９戦２７勝２敗。ＫＯ勝ちは５と少ないが、欧州ミドル級王座のほかに地域タイトルを獲得している技巧派で、変幻自在のスタイルで「カメレオン」の異名を持つ。

　すでにミドル級のリミットまで１・５キロと減量は順調。村田対策について具体的に明かさなかったが、トレーナーのエウジェニオ・アニュッツィ氏は「トレーニングの重要とところはすでに完了している」と断言。王座奪取に成功すれば、現役のイタリア人選手では唯一の世界チャンピオンとなる。ブランダムラは「愛国心を持って、この試合に臨めることに喜びを感じている」と話した。