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山中“穂積の金言”で初防衛へ!重圧感じず勝利のみに集中

[ 2018年3月17日 05:30 ]

WBO世界ミニマム級タイトルマッチ   王者・山中竜也≪12回戦≫同級4位モイセス・カジェロス ( 2018年3月18日    神戸ポートピアホテル )

調印式を終え、ポーズをとるWBOミニマム級王者の山中(右)と挑戦者のカジェロス
Photo By 共同

 18日のダブル世界戦の調印式が16日に神戸市内で行われ、初防衛戦に臨む山中竜也(22=真正)は、世界3階級制覇の真正ジムの先輩、長谷川穂積さん(37)の金言を胸に戦う。小西伶弥(24=同)は相手を「ボコボコ、ズタズタ」にすると宣言。2試合とも日本製8オンスのグローブで戦うことが確認された。

 説得力が違った。山中は長谷川さんの言葉に元気づけられた。1週間前、ジムで声を掛けられた。調印式の会見で、それを口にした。

 「竜也はまだ何も証明してないんやから、プレッシャーも感じなくていい。勝てばいいだけと言われました」

 王者の肩書に惑わされてKO狙いなど色気を出すなというメッセージ。WBCバンタム級10度防衛の名手の一言が初防衛戦へ心構えを明確にしてくれた。

 挑戦者モイセス・カジェロス(28=メキシコ)が「ノックアウトする」と威勢のいい言葉を発しても「判定でもKOでも、誰が見ても勝っている試合をしたい」とまずは堅守ありき。「まだ世界チャンピオンと自分で思っていない。もっと勝ち続けないと」と勝利という結果だけに集中する。

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