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カネロ 禁止薬物に陽性反応 肉の摂取が原因?ゴロフキンとの再戦に向けた自主検査で

[ 2018年3月6日 07:50 ]

 ボクシングの元2階級制覇王者サウル・“カネロ”・アルバレス(27=メキシコ)が筋肉増強作用がある禁止薬物クレンブテロールに陽性反応を示したことが5日、明らかになった。カネロは5月5日、米ラスベガスで予定されているWBAスーパー&WBC&IBF統一世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(35=カザフスタン)との再戦へ向け、自主的に薬物検査を受けていた。検査機関によると、陽性反応は薬物成分を含んだ肉の摂取が原因と考えられるレベルだという。

 カネロと契約する米ゴールデンボーイプロモーションは、ゴロフキン戦を管轄するネバダ州コミッションと、ゴロフキンのプロモーター、トム・ロフラー氏へ事実関係を連絡。カネロはメキシコから米国へ練習拠点を移し、潔白証明に必要な検査を受けるという。カネロは声明を発表し「驚いている。必要な検査を全て受けるし、最終的には真実が明らかになるものと思っている」と潔白を主張した。

 スーパーウエルター級とミドル級で2階級制覇を達成したカネロは、過去12試合で受けた薬物検査全てで陰性。昨年9月に行われたゴロフキンとの「ミドル級頂上決戦」初戦は三者三様の採点で引き分けに終わっていた。

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2018年3月6日のニュース