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村田諒太 WBC世界ヘビー級ワイルダーVSオルティス ゲスト解説「面白かった」

[ 2018年3月4日 19:07 ]

 ボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田諒太(32=帝拳)が4日、都内のWOWOWスタジアで、同局が生中継したWBC世界ヘビー級タイトルマッチ(米ニューヨーク)のゲスト解説を務めた。王者デオンテイ・ワイルダー(32=米国)が5回にダウンを奪いながら7回にカウンターを食ってTKO寸前まで追い込まれ、10回に元WBA世界暫定同級王者ルイス・オルティス(38=キューバ)を2度倒してTKO勝ちした試合に、開口一番「面白かった」と笑顔。「この面白さが続いたらヘビー級が盛り上がる」と興奮を隠せない様子だった。

 オルティスのガードの間を突き破ったワイルダーの高速右ストレートを「新幹線が通り過ぎる感じ。凄い貫通力ですね」と表現。ヘビー級でもトップクラスの強打を持ちながら荒っぽく、この試合のように隙も見せるWBC王者を「穴があったり雑な方が面白い」と米国でのヘビー級復活の救世主と指摘した。一方、武器のカウンターで優位に立ち、7回にはKO寸前までワイルダーを追い詰めたサウスポー、オルティスは「自分から行って倒せるパンチャーじゃない。それがワイルダーとの大きな差。7回は詰めに行って倒しきれなかった」と分析した。

 村田自身は4月15日のエマヌエーレ・ブランダムラ(イタリア)との初防衛戦(横浜アリーナ)へ向け、米国から新たなパートナー2人を招へいして週明けに本格スパーリングを開始する予定。ジム同僚の山中慎介の試合で顔を合わせた元3階級制覇王者・長谷川穂積氏に「初防衛戦は緊張するぞと脅されました。やるしかないです」と苦笑いした。

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2018年3月4日のニュース