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松本 世界初挑戦も…ジャッジ2人が10点差の0―3完敗

[ 2018年3月1日 05:30 ]

WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦   ●松本亮 判定0―3 王者ダニエル・ローマン○ ( 2018年2月28日    後楽園ホール )

11回、ローマン(右)の右フックを食らう松本
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 世界初挑戦の松本亮は王者ローマンに0―3で判定負けし、王座獲得を逃した。インファイトで右フックや左ボディーからの連打を浴び、右ストレートなどの強打も単発。ジャッジ2人が10点差をつける完敗だった。

 「相手のペースでいってしまった。長い距離でやろうとしたけどダメだった」。ジャニーズ系の甘いマスクは傷だらけ。「特別効いたパンチはなかったけど、打たれてバランスを崩し、相手は崩れなかった。そこが違った」と自己分析した。

 小6で大橋ジムに入門し、大橋秀行会長と同じ横浜高で高校4冠を達成。プロでも連勝街道を歩んだが、16年5月、高校時代に手術した副甲状腺機能亢進(こうしん)症が再発してTKO負けと挫折を味わった。手術を経て再起後、ホルモンの影響による急成長で階級変更を強いられたが「あのままだったら天狗(てんぐ)になっていた」と負けを糧に世界挑戦にこぎつけた。大橋会長は「いい負けと悪い負けがあるが今日はいい負け方。日本タイトルからやり直さないと」と愛弟子に呼び掛けた。

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