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山中と再戦 王者ネリが来日「今回はオーガニック食材で体をつくってきたので問題ない」

[ 2018年2月20日 20:17 ]

ベルトを手に来日したネリ
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦(3月1日、東京・両国国技館)で同級1位の前王者・山中慎介(35=帝拳)と再戦する王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)が20日、成田空港着の航空機で来日した。地元のメキシコ・ティファナから米サンディエゴを経由し、チャンピオンベルトを掲げて到着ロビーに登場。都内のホテル到着後に取材に応じ、「調子はとてもいい。日本にまた来られてうれしい。寒さで減量に苦労すると思うので、そこを考慮して調整したい。勝つための練習をしてきた」と話した。

 昨年8月に山中に4回TKO勝ちして王座を奪ったが、試合前の7月下旬に実施された抜き打ち検査で禁止薬物のジルパテロールに陽性反応を示した。しかし、摂取した牛肉に成分が含まれていたと主張し、WBCも意図的摂取の証拠がないとして王座剥奪などの処分をしない代わりに山中との再戦を命じた。ネリは「陽性反応が出たのは汚染された食品が原因。メキシコでは肉によるドーピング違反が多く、他のアスリートも被害を受けている」と説明。「今回はオーガニック食材で体をつくってきたので問題ない。米国で購入した牛肉やサーモンを食べてきた」と話した。約2カ月前から食事を管理する専属栄養士をつけ、今回も帯同させて来日。WBCの検査も2度受けたと明かし、「陽性反応という報告は受けていないから陰性だと思う」と自信を示した。

 山中については「非常にタフで左のパンチも強く、35歳にしてはとても強い」と評価。「山中は偉大な王者なので戦う価値がある」と再戦を歓迎し、「負けるつもりはない。ティファナではディフェンスの練習をしてきた。ガードが低いと気づいたので、高くキープするようにしている」と語った。試合の展望を問われると「山中次第。打ち合いにくれば打ち合うし、アウトボクシングをしてくるなら対応する。KOできれば幸運だが、きっと6回ぐらいで終わるのではないか。勝つ確率?100%だ」と答えた。

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2018年2月20日のニュース