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比嘉 村田&拳四朗と4・15世界戦“ゆづ流”調整で金字塔だ

[ 2018年2月20日 05:30 ]

WBC世界フライ級タイトルマッチ   王者・比嘉大吾≪12回戦≫同級2位クリストファー・ロサレス(ニカラグア) ( 2018年4月15日    横浜アリーナ )

拳四朗(右)得意のダブルピースをまねる比嘉
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 ボクシングのWBC世界フライ級王者・比嘉大吾(22=白井・具志堅)と同ライトフライ級王者・拳四朗(26=BMB)が4月15日、横浜アリーナでそれぞれ3度目の防衛戦を行うことが19日、都内で発表された。WBA世界ミドル級王者・村田諒太(32=帝拳)の初防衛戦と合わせたトリプル世界戦になる。今月4日に地元・沖縄でV2を果たした比嘉は、中2カ月余りで迎えるV3戦で16連続KO勝利の日本新記録に挑む。

 1回KOで凱旋試合を飾った興奮さめやらぬうちのV3戦発表。「早いなと思う」と苦笑いした比嘉だが、既に練習は再開しており、中2カ月も「何の問題もない」ときっぱり。「KOは狙います。新記録をつくってインパクトを残したい」。浜田剛史らを超える16連続KOを宣言した。

 ランキング1位のセルビー(英国)が4月の対戦を断ったため2位ロサレス(ニカラグア)が挑戦者に決定。「一発もあって手数も多い。タイミングが遅れてくる独特の左フックに気をつけたい」。1つ上の23歳と聞くと「大谷(翔平)さんや羽生(結弦)さんといった有名人が多いので手ごわいですね」と笑わせた。羽生ら平昌五輪の日本勢はニュースでチェック。「インタビューがしっかりしている。いろいろな言葉が出てくる」とメディア対応に生かしたい考えを示し、野木丈司トレーナーは減量が課題の比嘉に「羽生君を見習わないと」とコンディションづくりでも学ぶ必要性を指摘した。

 21日から米ロサンゼルス合宿を実施。WBA世界フライ級王座決定戦、ダラキアン(ウクライナ)―ビロリア(米国)を含む24日の興行「SUPERFLY2」を視察後に帰国し、徳之島で合宿に突入する。具志堅用高会長は「次に勝てばWBAの勝者と統一戦をやりたい」とビッグマッチの構想を明かした。

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2018年2月20日のニュース