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リナレス、3度目の防衛に成功 ヘスタに3―0判定勝ち

[ 2018年1月28日 13:36 ]

 ボクシングのWBA世界ライト級タイトルマッチ12回戦は27日(日本時間28日)、米ロサンゼルス近郊の「ザ・フォーラム」で行われ、王者ホルヘ・リナレス(32=ベネズエラ、帝拳)が挑戦者の同級15位メルシト・ヘスタ(30=フィリピン)に3―0で判定勝ちし、3度目の防衛に成功した。3階級制覇王者のリナレスは47戦44勝(27KO)3敗、2度目の世界挑戦も実らなかったヘスタは35戦31勝(17KO)2敗2分け。

 サウスポーのヘスタは序盤から飛び込んで距離を縮め、強い右のフックから連打を振るった。しかし、リナレスも距離感をつかんだ3回からきれいなワンツーや右ストレートが入るようになり、ボディーから回転力抜群のコンビネーションなどスピードとパンチの精度で勝った。ヘスタはラッシュをかけても勢いが続かず、リナレスは9回に右眉をカットしながらもスピードは最後まで衰えなかった。採点は2人が118―110、1人が117―111と明白な差がついた。

 WBCライト級ダイヤモンド王者でもあるリナレスにはWBC同級正規王者マイキー・ガルシア(米国)との統一戦交渉がWBCから指令されている。また、パウンド・フォー・パウンド(PFP)上位のWBO世界スーパーフェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と対戦するプランもあり、ビッグマッチ実現が期待される。

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2018年1月28日のニュース