×

RENAまさか…絶対女王がRIZIN8戦目で初黒星

[ 2018年1月1日 05:30 ]

浅倉(右)がチョークスリーパーでRENAを絞め落とす大番狂わせ。初代チャンピオンに輝く
Photo By スポニチ

 シュートボクシングの絶対女王、RENA(26=シーザージム)がRIZIN8戦目で初黒星を喫した。女子スーパーアトム級(49キロ契約)トーナメント決勝で、浅倉カンナ(20=パラエストラ松戸)に1R4分34秒、チョークスリーパーで敗れた。バンタム級トーナメントは堀口恭司(27=アメリカン・トップチーム)が制した。

 最後に番狂わせが待っていた。総合格闘技デビューとなった15年大みそかからRIZINのリングで連戦連勝だった絶対女王が、チョークスリーパーで絞め落とされた。大金星の浅倉が喜ぶ横で、RENAはリングに顔を埋めて涙を流した。

 「MMA(総合格闘技)の厳しさというか、難しさを学んだ」。グラウンドでの勝負を狙ってきた浅倉のタックルを2度、3度と切った。これで「いけると思った」と油断が出た。初めて倒されると後ろに回られた。相手の術中にはまり、6年ぶりの黒星となった。

 試合後は「絶対やりかえす」と浅倉に伝えた。「6年間、うまくいきすぎた。ここからまた強くなる」。女子格闘技をけん引してきたRENAは、早くも巻き返しを誓った。

 大金星で初代女王となった浅倉はベルトを手に「素直にうれしい」と喜んだ。16年大みそかで敗れて悔し涙を流し、1年後にうれし涙となった。17年春に高校を卒業し、格闘家一本の生活となった。「まだまだこれからと思っている」。追われる立場になっても、20歳は挑戦者の気持ちで闘い続ける。

続きを表示

2018年1月1日のニュース