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拳四朗 初の地上波生中継でKO狙う「バシッと決めて有名に」

[ 2017年12月18日 05:30 ]

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ   王者・拳四朗《12回戦》同級11位ヒルベルト・ペドロサ ( 2017年12月30日    横浜文化体育館 )

チャンピオンベルトを肩にかけファイティングポーズをとる拳四朗
Photo By スポニチ

 WBC世界ライトフライ級王者・拳四朗(25=BMB)が17日、東京・練馬の三迫ジムで2度目の防衛戦へ向けた練習を公開した。過去の世界戦2試合ではテレビの生放送がなかったが、今回は自身初の地上波生中継。全国に名前を売るため、ボディーを絡めた攻めで世界戦初のKO勝ちを飾る決意を示した。

 広いスタンスから踏み込み、右を届かせるボディーストレート。体をひねって入れる左ボディー。2ラウンドのスパーリングで拳四朗はパートナーの腹を意識的に狙った。「外国人はボディーが弱いですよね?最近、ボディーの重要性に気づいた」。10月の初防衛戦でも中盤からボディー攻めで劣勢を挽回。「世界戦を経験していろいろ引き出しが増えている」と話した。

 5月の王座奪取も初防衛戦も判定勝ち。だが、初めて全国に生中継される今回はKO勝ちに意欲的だ。「前は勝てれば良かったけど、最近は何かインパクトを残したいと思うようになった」。ファイタータイプの挑戦者ヒルベルト・ペドロサ(25=パナマ)をジャブでさばき、カウンターを入れ、ボディーで仕留めるのが理想のKO劇。「上下に(パンチを)散らしてボディーで倒せれば、新しいものを見せられる」と意気込み、名前の由来である「北斗の拳」のケンシロウのごとく「連打をまとめられれば。インパクト的には、それをやった方がいいかな」と笑った。

 先月28日から試合前恒例の東京合宿をスタート。フィットネスジムにも入会し、地元・京都と同じように筋トレにも励んでいる。父・寺地永会長は「ペドロサは(前王者)ロペスや(初防衛戦の)ゲバラよりワンランク落ちる。油断さえしなければ、さばいて倒せるのでは」と期待。拳四朗は「テレビがガッツリあるのはモチベーションになる。年末は見る人も多いから名前も覚えられやすい。KOでバシッと決めて有名になりたい」と言い切った。

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2017年12月18日のニュース