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船井 2回TKO勝ちでV2!「32年で一番いい年だった」

[ 2017年12月11日 21:15 ]

KO防衛でV2に成功した船井
Photo By スポニチ

 ボクシングの日本スーパーフライ級タイトルマッチ10回戦は11日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・船井龍一(32=ワタナベ)が同級15位の挑戦者・川口勝太(33=堺東ミツキ)に2回3分9秒TKO勝ちして2度目の防衛に成功した。船井は36戦29勝(20KO)7敗、川口は30戦21勝(9KO)9敗1分け。

 1回、ワンツーを狙う船井に対し、いい左フックを返していた川口がバッティングで左目上をカット。2回にも左頭部から出血した。7月の初防衛戦が負傷判定勝ちで、「(傷が)深いように見えたし、また途中で止まったら嫌だった。早い回に終わらせたい」と考えた船井はプレッシャーを強め、強烈な右ストレートを入れると川口がグラリ。さらに連打から右を当てて倒し、起き上がろうとして腰が砕けた川口を見たレフェリーが試合をストップした。

 今年3月、高校時代の友人・中川健太(レイスポーツ)からベルトを奪い、2度の防衛に成功した船井は「32年で一番いい年だった」と笑顔。ジムの後援会長からKO勝利ボーナスの50万円を約束され、「倒して勝ちたかった。理想の勝ち方ができた。(川口は)映像で左のガードが下がる部分があったので、右ストレートが入るかなと思った」と説明した。ワタナベジムの渡辺均会長によると、次戦は来春のチャンピオンカーニバルで指名挑戦者の久高寛之(仲里)相手にV3戦を行うか、WBOアジア・パシフィック王座を狙う可能性もあるという。その後は世界を狙う計画もあり、船井は「来年はもう33歳なので、やりたいです」と意気込んだ。

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2017年12月11日のニュース