ロマチェンコ、4度目の防衛に成功 五輪2大会連続金メダリスト対決制す
史上初のボクシング五輪2大会連続金メダリスト同士の世界王者対決となったWBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦は9日(日本時間10日)、米ニューヨークのマジソンスクエアガーデンで行われ、王者ワシル・ロマチェンコ(29=ウクライナ)が挑戦者のWBA世界スーパーバンタム級王者ギジェルモ・リゴンドー(37=キューバ)に6回終了TKO勝ちし、4度目の防衛に成功した。2008年北京五輪フェザー級、12年ロンドン五輪ライト級金メダリストで2階級制覇王者のロマチェンコは11戦10勝(8KO)1敗、00年シドニー五輪、04年アテネ五輪バンタム級連覇のリゴンドーはプロ初黒星で19戦17勝(11KO)1敗1無効試合。
初回はカウンター狙いのリゴンドーに対し、ロマチェンコも慎重になって動きの少ない展開。だが、2回になるとロマチェンコがジャブからプレスを強め、出入りのスピードと速いパンチで一気に主導権を握った。その後もペースは衰えず、6回にはクリンチとホールディングを繰り返したリゴンドーが減点1。ラウンド終了後、リゴンドーは棄権を申告し、左拳を痛めていたと明かした。リゴンドーは所有するWBA世界スーパーバンタム級のベルトを剥奪される見通し。
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