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荒川仁人、前日計量パス 目標はあくまで世界「18年をいい感じで迎える」

[ 2017年12月1日 14:51 ]

今年3試合目のリングに上がる荒川仁人(右)と対戦相手のアゲロ
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 ボクシングのWBOアジア・パシフィック・ライト級王者、荒川仁人(36=ワタナベ)が2日、東京・後楽園ホールで62・5キロ契約ノンタイトル10回戦に出場する。相手はミゲル・マリアガ(コロンビア)を始めとして海外での豊富な対戦経験を持つフィリピン同級3位のアドニス・アゲロ(29=フィリピン)。1日に東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われた前日計量では荒川がリミットを100グラム下回る62・4キロ、アゲロがリミットの62・5キロでパスした。戦績は荒川が30勝(18KO)6敗1分け、アゲロが28勝(19KO)16敗2分け。

 荒川は2013年7月に米テキサス州サンアントニオで行われたWBC暫定同級王座決定戦でオマール・フィゲロア(米国)に判定負け。15年4月に八王子中屋ジムからワタナベジムへ移籍し、16年4月に日本同級王座、今年1月にWBOアジア・パシフィック王座を獲得した。今回はノンタイトル戦だが「技術的にはパンチをもらわない技術、ディフェンスや相手との駆け引きを練習してきた」とコメント。「世界タイトルを目指し続けてきている。(今月23日で)もう36歳だし、明確な目標がないと続けていても意味がない。2度目のチャンスが来たら、ちゃんと獲得したい」と先を見据えた。

 映像を2試合見たというアゲロについては「思ったよりも体が大きかった。キャリアの中で一番強い選手と思って戦う。凄く頑張る選手なので、終わるその瞬間まで気が抜けない」と話した。試合の意味を問われると、「2017年を締めくくって、18年をいい感じで迎える、つなげることが自分の目標に近づくと思う」と答えた。

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2017年12月1日のニュース