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プラチバット 初参戦で初代ヘビー級王座獲得「夢かなった」

[ 2017年11月24日 05:30 ]

スポニチ後援K―1 WORLD GP 2017 JAPAN~初代ヘビー級王座決定トーナメント ( 2017年11月23日    さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ )

決勝でボウニ(左)を攻めるプラチバット
Photo By スポニチ

 初参戦のアントニオ・プラチバット(24=クロアチア)が新生K―1の初代ヘビー級王座に就いた。2戦連続1回KOで勝ち上がった決勝で、イブラヒム・エル・ボウニ(24=モロッコ)に3―0で判定勝ち。4人が出場した日本勢は上原誠(33=士魂村上塾)が唯一1回戦を突破したが、準決勝で敗れた。

 ブランコ・シカティック、ミルコ・クロコップらを輩出したクロアチアに再びK―1のベルトをもたらした。「K―1に出るのが子供の頃から夢だった。日本はK―1の故郷。そこで夢をかなえられた」。まだプロ14戦の24歳、プラチバットは「この夢が覚めないといいな」とおどけた。

 93年第1回K―1GP優勝者シカティック氏の指導を受ける。1回戦は右ローと左ボディー、準決勝は右ハイと膝蹴りで1回KO勝ち。タフな打撃戦となった決勝ではボディーで削り多彩なコンビネーションで押し切ったが、初体験の1日3試合は「いつウオームアップして集中したらいいか、彼の経験からアドバイスをもらえた」のが大きかったという。シカティック氏も「やっと後継者が出てきた」と1メートル96の新星誕生を喜んだ。

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