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田口、日本人4例目統一戦!八重樫TKO男と待望大みそか決戦 

[ 2017年11月18日 05:30 ]

WBA&IBF世界ライトフライ級王座統一戦   WBA王者・田口良一≪12回戦≫IBF王者ミラン・メリンド ( 2017年12月31日    大田区総合体育館 )

IBF王者メリンドの写真に拳を向けるWBA王者の田口
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBA世界ライトフライ級王者・田口良一とIBF同級王者ミラン・メリンド(フィリピン)の2団体王座統一戦が実現した。田口のWBA王座7度目の防衛戦を兼ねて、12月31日に東京・大田区総合体育館で開催されることが17日、都内で発表された。日本人世界王者の他団体王者との統一戦は史上4例目、国内では3度目の開催となる。

 田口の顔がほころんだ。「ずっと前から強い相手とやりたいと言ってきた。皆さんが期待する試合をしたかった」。WBO王者・田中恒成(畑中)が9月の試合で両目眼窩(がんか)底を骨折し、熱望していた統一戦が一度は消滅。だが、陣営はIBF王者メリンドに標的を変更して交渉し、別の形で王者同士の対戦を実現させた。

 メリンドは5月に八重樫東(大橋)を3度倒して初回TKO勝ち。強さとうまさを併せ持ち、田口は「攻撃も防御も一流。中間距離が異常に強い。自分の方がリーチがあるので遠い距離と、中へ入っての近い距離で攻めていきたい」とイメージした。既に先週、栃木県で3泊4日のフィジカル強化合宿を行い、練習では倒すためのコンビネーションを意識。「できればKO。さらに凄いカードを実現させるためにも絶対勝ちたい」と意気込んだ。

 “凄いカード”とはやはり田中との統一戦だ。「お互い勝ち続ければ絶対にやる」。今回勝つと次戦はメリンドが9月に判定で辛勝したIBF6位ブドラー(南アフリカ)との対戦が義務づけられるが、クリアすれば来年末に3つのベルトを懸けて田中と戦う可能性がある。従来のテレビ東京系に代わり、TBS系全国生中継も決まった。「身内が喜んでいる。父の故郷の宮崎でも見られるので」。V7&2冠で、さらに“全国区”を目指す。

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2017年11月18日のニュース