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近藤 0―3判定負け…世界初挑戦で王座奪取ならず

[ 2017年11月6日 05:30 ]

IBF世界スーパーライト級王座決定戦12回戦   ●同級3位・近藤明広 判定0―3 ○同級1位セルゲイ・リピネッツ ( 2017年11月4日    米ニューヨーク )

リピネッツ(左)を攻める近藤
Photo By ゲッティ=共同

 世界初挑戦の元日本ライト級王者・近藤明広(32=一力)は東洋大で同期のWBAミドル級王者・村田諒太に続くことはできなかった。5回に右ストレートを決めるなど見せ場をつくりながら攻めが単調。多彩なパンチと足を使う相手を捕まえきれず、最大8点差の0―3判定負けを喫した。「公平なジャッジ。たくさんパンチをもらった」と受け入れたが、観客は思わぬ大差にブーイング。現地テレビ解説者も引き分け採点でタフな戦いを評価した。

 プロになるため東洋大を2年で中退。10年4月の日本王座陥落後は一時引退するなど苦労の連続だったが、初の大舞台で手応えはつかんだ。「人生で一番の経験ができた。強くなってリングに戻って来たい」と誓った。

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2017年11月6日のニュース