WBC、ネリのドーピング疑惑で声明 山中との再戦交渉を指示

[ 2017年11月1日 07:47 ]

ファイティングポーズをとるルイス・ネリ(メキシコ=左)と山中慎介
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 WBC(世界ボクシング評議会)は10月31日、世界バンタム級王者ルイス・ネリ(22=メキシコ)のドーピング疑惑について声明を発表し、禁止薬物を故意に摂取したか確証が得られないとして、ネリと前王者・山中慎介(35=帝拳)にダイレクトリマッチ(直接の再戦)の交渉を行うように指示した。

 ネリは8月15日、京都で行われた山中の13度目の防衛戦で4回TKO勝ちし、新王者となった。しかし、帝拳ジムの要請でVADA(ボランティア・アンチドーピング機構)が試合前の7月27日にメキシコ・ティファナで実施した抜き打ち検査により、筋肉増強作用があるジルパテロールに陽性反応を示したことが8月22日に判明した。WBCによると、ネリ陣営はBサンプル(予備検体)の分析を要求せず、メキシコで流通している禁止薬物に汚染された牛肉を摂取したのが原因と主張。WBCはWADA(世界アンチ・ドーピング機構)にジルパテロールがもたらす影響について問い合わせたが、回答が得られなかったという。WBCはネリが同団体の「クリーン・ボクシング・プログラム」に賛同し、過去にドーピング違反歴がないこと、陽性反応を示した検査が試合以外であったこと、その後来日して行われた3度の検査が全て陰性だったことを踏まえ、ジルパテロールの検出は牛肉摂取によるものと結論づけたとしている。

 ネリは11月4日、地元ティファナでアーサー・ビラヌエバ(28=フィリピン)とノンタイトル戦を行うことを発表済み。山中はこれまで「WBCの結論が出ていない」と進退を保留しているが、ネリの試合決定については「結論も出ていないのにおかしい」と疑問を呈していた。

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