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大仁田7度目引退、最後までボロボロ「死ぬまでプロレスラー」

[ 2017年11月1日 05:30 ]

リング上で最後の絶叫をする大仁田
Photo By スポニチ

 元参院議員のプロレスラー大仁田厚(60)が、74年にデビューした思い出の地・後楽園ホールで引退試合を行った。鷹木信悟、KAIと組み、猪木イズム最後の継承者である藤田和之、ケンドー・カシン、NOSAWA論外組と6人タッグで対戦。机や有刺鉄線ボードに打ちつけられてボロボロになりながらも藤田への毒霧噴射で形勢逆転し、論外へのサンダーファイヤーパワーボム6連発で3カウントを奪った。

 引退試合は7年ぶり7度目。この日は43年間のプロレスラー人生で初めて母・松原巾江さんを招待した。引退セレモニーでは「出来の悪い息子ですみません」と涙で感謝し、試合後は「俺が辞めるまで大好きな日本茶を飲まないと言っていた。家に帰ったら俺がお茶を入れてやろうかな」と話してまた泣いた。

 「最後の一言を言うとしたら、俺は死ぬまでプロレスラー。また誤解されると思うけど…」。泣き顔に少しだけ笑みを浮かべた。

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