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村田が戦うミドル級 層厚い“黄金”階級、日本人初防衛なるか

[ 2017年10月23日 05:30 ]

WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦   ○同級1位・村田諒太 TKO7回終了 王者アッサン・エンダム● ( 2017年10月22日    両国国技館 )

WBA世界ミドル級タイトルマッチ 7R、王者・エンダム(右)の顔面に村田の右がヒット
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 全17階級のうち上から5番目に重いミドル級は、ヘビー級とライト級に次いで3番目に古い歴史を持つ。計5度王座に就いたシュガー・レイ・ロビンソン(米国)、カルロス・モンソン(アルゼンチン)、バーナード・ホプキンス(米国)ら名王者が多い。特に、マービン・ハグラー、シュガー・レイ・レナード、トーマス・ハーンズ(以上米国)、ロベルト・デュラン(パナマ)が争った80年代は「黄金のミドル」と呼ばれ、ヘビー級よりも人気を集めた。

 欧米人の体格に適した階級のため選手層が厚く、日本はかつては挑戦するのも難しい階級とされた。95年に日本人初のミドル級世界王者となった竹原慎二氏(45)も挑戦実現までに世界戦の話が3度流れたという。同氏は初防衛戦に失敗後、左目の網膜剥離で引退したが、村田には日本人初のミドル級世界王座防衛の期待も懸かる。

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