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村田、再戦へ「自信持って殴れる」 プロモーター・アラム氏は「来年は米で試合を」

[ 2017年10月20日 13:44 ]

トリプル世界戦調印式で、写真撮影後に握手を交わす村田とエンダム
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦(22日、東京・両国国技館)の調印式と記者会見が20日、東京・九段のホテルグランドパレスで開かれた。5月以来5カ月ぶりの再戦となるWBA同級1位の村田諒太(31=帝拳)、同級王者アッサン・エンダム(33=フランス)の両陣営のほか、村田をプロモートする米トップランク社CEOのボブ・アラム・プロモーターや、当日にリングアナウンサーを務めるジミー・レノン・ジュニア氏も出席した。

 米大リーグ、ヤンキースのファンというアラム氏は「先日は日本人の田中(将大)投手が7回無失点で勝利をもたらしてくれた」と感謝を口にして笑いを誘い、村田について「契約した当時から才能があり、ボクシング界にインパクトを残してくれると分かっていた。今回勝てば、今後は帝拳ジムの本田会長と話し合って決めるが、2018年には米国で試合を組みたいと思っている」と評価を交えて話した。

 エンダムはスタッフのほか、来日した婚約者にも「心身ともに整えてくれた」と感謝。「東京は第2のホームと感じている。今回は友人も来た。ホームのような気分で戦える」と話し、「1000%の準備を整えてきてる。濃密な内容の試合となるだろう。自分も楽しみ」と抱負を語った。

 村田は「凄く試合を楽しみにしている。隣にアラムさん、レノンさんがいて、僕が小さい頃に夢見ていた世界にいることをうれしく思うし、感謝の気持ちを持って試合に勝ちたい」とコメント。再戦に関しては「前回は世界レベルに通用するか分かっていなかった。違うのは自信を持ってリングに上がり、自信を持って相手を殴れること」と説明し、「得たいものはベルト。まずベルトを獲って、そこから始まるストーリーというのがある」と意気込みを示した。

 なお、試合用グローブはエンダムが米グラント社製で鈍い金色、村田が米エバーラスト社製で色は黒。レフェリーはメイウェザー―パッキャオ戦やゴロフキン―カネロ・アルバレス戦などを裁いたケニー・ベイレス氏。ジャッジはピニット・プラヤドサブ(タイ)、ロバート・ホイル(米国)、ラウル・カイズ・ジュニア(米国)の3氏が務める。カイズ氏は5月の初戦でただ1人、村田の勝ちと採点したラウル・カイズ・シニア氏の息子。

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2017年10月20日のニュース