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薬物疑惑のネリ、処分保留のままノンタイトル戦を強行「いい試合したい」

[ 2017年10月18日 11:13 ]

ドーピング疑惑があるWBC世界バンタム級王者のルイス・ネリ
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(22=メキシコ)が11月4日、地元のメキシコ・ティファナでアーサー・ビラヌエバ(28=フィリピン)と同級ノンタイトル10回戦を行うことが17日、契約を結ぶザンファ・プロモーションから発表された。

 ネリは8月に山中慎介(35=帝拳)を破って新王者となったが、7月にメキシコで受けた抜き打ちドーピング検査で禁止薬物のジルパテロールが検出されたことが試合後に判明し、米専門誌によるとBサンプル(予備検体)でも陽性反応を示した。しかし、ネリ陣営は摂取した牛肉に成分が含まれていたと主張。WBCはさらなる調査が必要として裁定を先送りし、ネリは王座剥奪や出場停止などの処分を受けないまま試合が可能な状態となっていた。

 ネリは「ティファナで試合ができるのはうれしい。みんなの前で世界王者として試合をするのが夢だった。ファンが会場に来てくれると思うのでいい試合をしたい」と話した。

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2017年10月18日のニュース